2023.06.19

2023年6月:帰国生入試説明会③

~引き続き、皆様から頂いた質問に回答させていただきました~

Q.小学校5年生からの受験対策とは?どんな勉強をしていけば良いですか。

A.受験対策は、どれだけ自立学習ができるかにかかっていると思います。

机に向かって、いざ勉強をしようという時に何の勉強をどのようにするかが決まっていなければ、

学習習慣はなかなか確立しないでしょう。

そのためまずは器械的に行う自立学習を確立する必要があります。

 

【算数】…毎日10分間のドリル学習を定着させましょう

算数のケアレスミスは大体はプラクティス不足からくるので、10分間ドリルを毎日行うと良いでしょう。

できれば計算と文章題で10分ずつのドリル、できれば図形も行うと良いです。

コツは、・10分で終わりにすること、半分しか終わってなくても10分で終わりにする 
    ・できれば丸付けも保護者様にて行う 
    ・小言は言わない
    ・簡単なドリルから始める

算数はセンスが大事です。毎日行うことでシナプスがつながりやすくなります。 

文章題が苦手、というお子さまをちらほらお聞きしますが、国語力がないからできないというわけではなく

算数特有の言い回しが分からない子が多いように思います。この場合もやはり数をこなして慣れるのが最短の攻略方法でしょう。

また帰国生入試には、図形問題が多く出題されます。これが解けるとかなり有利です。

解答に時間がかかってしまうので、1問で良いから図形とにらめっこする習慣をつけると良いでしょう。

そうすると図形の解法センスが磨かれ、見方がどんどん身についてきます。

答えを見ながらやってしまうとそういった思考が働きませんので、なるべく答えを見ずに行いましょう。

ベストゼミの講師勉強会で先生方がおっしゃる効果的な勉強法としては、間違った問題だけを繰り返し行うことです。

1日目に間違った問題だけを2日目に行う。さらに間違った問題を3日目に行う、と繰り返していくと良いそうです。

【国語】…教科書ワークを30分読んで答える。読書は20分。毎日5行作文も有効。

国語も基本的な学習方法は同じで、保護者様にて丸付けを行っていただき、間違ったところを2日目に確認する。

そうすることで1日目より深く文章を読めるようになります。30分で終わりなら30分以上はやらなくて良いです。

わからないことは授業で聞くようにすると、先生から正解を教えてもらった時の吸収も早くなります。

塾に時間を割いていると、自立学習に時間を使えなくなってしまいますので、あまり沢山の授業をとるのは

おすすめできません。思考力を高めていくためには自立学習をこなしていくことが大事です。

 

【英語】…英検対策を行う。

帰国生受験において、英語力は試験結果に大きく作用します。

受験までに英検・TOEFLなど、お子様の英語力を見える化しておくと良いでしょう。

テスト慣れするためにも早めに何回か受験してみましょう。

 

細かい学習メニューを立てて、毎日2時間ほどしっかり自学を行うと、結果は大きく変わってくるはずです。

ぜひ参考にしてください。


 

過去の記事はこちら↓

帰国生入試説明会① 

帰国生入試説明会②