2023.05.15
帰国生入試を徹底分析👓①帰国生受験の最大のメリットは?
一口に帰国生入試といっても、学校によって千差万別です。
まずは、帰国生入試とはどういうものか見ていきましょう。
帰国生受験の最大のメリットは、科目数が少ない事です。
帰国生を多く受け入れているほとんどの学校は、入試科目を国語、算数、英語の3教科にしています。
一般入試でも4科目又は2科目の選択にしている学校もありますが、一般入試の場合、国算2科目受験の方が合格率が低く、よりハードルが高くなっています。
帰国生の場合、一般受験と違って不利にならずに国語・算数の2科目に絞り込めるので、受験対策をしていく際に断然有利になります。
また英語についてはぜひ自分の武器にしていきましょう。
英語が得意なお子さまの場合
英語が得意なお子さまには英語を重視している学校が有利といえます。
攻玉社、渋谷教育学園幕張、頌栄女子学院、洗足学園等、英語のみで受験できる学校もあります。
*在留期間等によって受験資格が異なる場合がありますので、各学校にご確認下さい
競争率:一般生は3.4倍。帰国生は2.5倍
これは帰国生と一般生の中学受験の競争率を比較したものです。
(受験者数÷合格者数)(一般生は1回目入試のみを対象)
帰国生入試実施校(12校) | 一般入試倍率 | 帰国生入試倍率 |
渋谷教育学園幕張中学校 | 2.7 | 4.0 |
渋谷教育学園渋谷中学校 | 3.7 | 4.9 |
慶應義塾湘南藤沢中等部 | 4.6 | 2.4 |
攻玉社中学校 | 1.96 | 1.47 |
洗足学園中学校 | 5.7 | 2.08 |
広尾学園中学校 | 5.3 | 4.1 |
三田国際学園中学校 | 3.75※2022年 | 1.44 |
頌栄女子学院中学校 | 2.11 | 2.0 |
聖光学院中学校 | 3.02 | 4.15 |
かえつ有明中学校 | 4.0 | 1.54 |
同志社国際中等部 | 2.86 | 1.55 |
関西学院大付属 | 1.91 | 1.0 |
※2023年最新版入試結果より
一部を除くほとんどの学校で、帰国生入試の方が倍率が低いことがお分かりいただけるかと思います。
帰国生入試についてお話したところで、次回は帰国生入試対策についてご紹介します。