2022.04.01

AP Japaneseについて

アメリカ在住の日本人にとって、AP Japaneseの取得を一つの目標にしている人は少なくないでしょう。

AP Japaneseとは、2007年から導入されている、アメリカ在住の高校生が受験できる試験制度の事で、結果によっては大学進学に優位にはたらくこともあります。

具体的に日本語の能力を、Reading,Writing,Listening,Speakingの4つの観点から試験し、5段階で評価されます。
日本語力としては、小学4年生位の日本語力が求められるといわれています。

なかでも難易度が高いとされているのは「Speaking(口頭発表)」の部門です。
具体的には、日本に関する事柄を問われ口答で発表するセクションで、日本に関する幅広い教養知識はもちろん、それらを構造的に発表する力を問われます。

過去に合った問題としては、
「日本の住宅や建築物についての特徴を5個挙げなさい。」
「日本のおもちゃ、ゲームについての特徴を5個挙げなさい」
「日本の有名人について5人例に挙げて、あなたの見解をのべなさい」

などなど

日本の文化を知らないと、なかなか答えられない問題も出されています。
そういう点では、日本に定期的に一時期帰国される日本人のお子様は有利とも言えます。

 AP Japaneseは、正式には AP Japanese and Cultureと言われるように、単に日本語が話せるという事だけではなく、日本の文化的知識も大事なポイントになりますので、ぜひご家族の方には日本に触れる時間を作ってあげてほしいと思います。