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今回4回目となる「海外子女の為の教育セミナー」を6月13日日曜日に行いました。
今回は、関東地区の帰国生受入れ校の先生方に帰国生の現状等をお話しをして頂きました。

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 <今までの教育セミナーレポート>
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帰国生の入学から卒業まで  
頌栄女子学院

学校全体からすると、2割が帰国生。
但し、帰国生と一般生の混成クラスは3クラスだけなので、実際のクラスでは3割を帰国生が占める。
1)中学1,2年生の帰国生
●理科、社会等どうしても一般生と比べると下位を帰国生が占めるようになってしまう。
多分内容として理解していても、日本語の表現力がなかったり、漢字がわからなかったり
と、日本語に自信がないのでは、と思う。
学校の方針として、確認テスト、小テストを都度行い、点数に達していないと、追試がある。
この段階では、帰国生が追試、補習に呼び出されてしまいます。

2)中学3年~高校1年の帰国生
●この頃になると、帰国生の日本語力が上がってくるので、一般生に追いついてくる。
一般生も、帰国生が追いついてくることによって、刺激され相乗効果が生まれる。
この段階で、あまり帰国生、一般生という意識は教員も生徒もなくなる。

3)高校2年~3年生
●この段階で、文系、理系クラスに分かれる。
●帰国生の方が、上位を占めるようになる。
●国語や社会、理科など、日本語のハンデキャップはほとんど感じられない。
昨年度の進学先を見てもわかるが、国立の受験も多く、国語力が劣ることはない。
昨年度帰国生 45名
16% 国公立 
73% 早稲田、慶応、上智
11% その他

4)帰国生の比率が高いことが、よい働きをしているのだと思う。
入学当時、帰国生は呼び出され補習を受けることが多いが、「みんなできないんだから、
がんばろう」という前向きな強気があると思う。






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海外生に望むこと、期待すること  
茗溪学園

●筑波大学の同窓会、茗渓会によって設立された学校です。
「世界的日本人の育成」ということを目的に設立された学校。
生徒には次のような力をつけてもらいたいと考えている。

  調べる力/まとめる力/発表する力

●その中の一つとして、高校2年生になると、研究論文を作成する事が必修になっている。
自分の興味がある分野のことを、フィールドワークを行い、論文にまとめ、そして
発表を行う。 発表も筑波大学の協力を得て、筑波大学の講堂をお借りし、また教授陣
にも参加してもらい、発表会を行っている。
<質問1>:高校2年生の段階でこれだけの研究論文を作ると、受験勉強ができなくなるのでは?
<回答>:確かに、受験勉強は遅れると思う。 しかし実際には、その後のパワーが違ってくるように思う。これだけの研究論文を書き上げると、自分なりに本当にやりたい事が見えてきたり、勉強が面白くなってくる。結果的に、勉強に意欲がでてきて、受験にもいい影響を与える結果となる、と思う。 勉強というものは、本来無理やりやるようなものではなく、面白いものですから。その結果として、受験勉強によい方向に行っていると思います。

<質問2>:この年代の生徒に、特定のテーマに興味を持たせ、研究論文に取り組ませる秘訣は?
<回答>:入学当初から、研究論文を作ることは、言ってあるし、論文作成の手順を細かく指導している。
実際、研究論文の作成には、教員側も大変な労力となっていると思うが、教員自信も本気で対応しているので、生徒のモチベーションは高い。

このようなことを行いつつ、世界規模の人間育成につながると考えている。






帰国生教育

帰国生教育


教養ある国際人を育てる   
成蹊中学校、高等学校

●成蹊学園は、もともと実務学校といわれたように、将来社会にでて個性を尊重され、社会に貢献できる人間を育てるために創立された学校です。
そういう創立の理念に基づき、戦前から海外からの帰国生の受け入れを行って来ました。
私達が目指す国際人とは、日本人というバックボーンをしっかり持って、海外の人たちと事ができる人と位置づけています。
従って、英語ができるだけではく、日本人としての教養を持つことが大切。

●国際学級について
中学1年生では、国際学級を設置しています。15人のクラスです。
帰国生に必要なことは、いい経験を伸ばし、抜けていることをフォローしてあげることが大切と考えている。
<よい経験とは、>
帰国生の多くは、将来の夢を持っている子が多いこと。 海外での経験や生活が彼らに夢を持たせることになっていると思う。
<よいところとは、>
素直なところ。下手に要領をしらないので、教師が教えることを素直に聞いてくれる。
<不足しているところ>
社会科、理科、国語などの知識。
帰国後大事な事
国際学級の主旨は、わからないところを解らないといえる雰囲気の中で、一年目の学校生活をおくってもらうことです。
帰国生で一番大切なときは、帰国直後です。両親からすると「帰国」ですが、子供さんにとっては、新しい環境に飛び込んでいくわけです。帰国後3ヶ月~6ヶ月間くらいは、、お子さんをよく見ておくことが非常に大切です。
そして、家族の時間を作ったり、お父さんとの時間も作ってあげてください。子供が安心感を持つためにとても大切なことです。


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成蹊中学校 保母先生


帰国生

帰国生






●学校により教育方針が全く違うので驚きました。どの学校もすばらしいと思いました。 また、バイリンガルの子供を育てる上でもとても参考になりました。
●適宜質問をさせて頂けるセミナーなので、気軽に疑問に思ったことを尋ねられ、アメリカに住んでいる私たちには大変有意義な時間になりました。
●とてもためになりました。次回も参加したいと思います。 



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