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今回3回目となる「海外子女の為の教育セミナー」を3月7日日曜日に行いました。
今回は、関東地区の女子校の先生方に帰国生の現状等をお話しをして頂き、ニューヨーク、コロラド、ワシントン、ネブラスカ等アメリカ各地から保護者の方に参加して頂き、熱心に先生方のお話を聞いていただきました。

今回ご参加いたいた学校の特徴として、1割以上が帰国生という学校が多く、帰国生の比率が高い学校です。その中で、帰国生が学校のカラーを作っていき、その校風が学校の伝統になりつつあるという面で、学校にとっても帰国生はすでになくてはならない存在のようでした。                                                                         
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海外で育った子どもたちをしっかり伸ばす: 実践女子学園中学校、高等学校

帰国生の特徴を次の4つと考えています。

●多様な学習歴を持っている

●英語が堪能
●異文化の中で生活してきた
●個が非常に強い
これらの特徴を活かすため、しっかり受入れ、伸ばしていく教育体制を数年前より整え、2008年からGlobal Study Classを開設した。
具体的には、ます「しっかり受け入れる」ということで、

●補習が必要な生徒にしっかり必要な補習をして多様な学習歴の穴をうめる。
「しっかり伸ばす」ということでは、
●礼法や日本文化の実習により、日本人のアイデンティテイを身につけ、国際社会で通用する日本女性を育成する。
●ネイテイブの教員による英語教育、第2外国語としての中国語、美術、音楽は英語での授業を取り入れる等、外国語の向上を図る。

実践女学園
実践女学園 松下先生





帰国生がぶつかる問題、悩みについて: 立教女学院中学校、高等学校

帰国生が最初にぶつかることは文化の違いだと思う。
欧米では、自己表現のし方が日本と少し違います。 自分でできることをアピールする事は大事な事。反面、日本は「遠慮」を美徳と考える文化があり、時に帰国生の自己肯定観が自慢に聞こえてしまう時がある。
大事な事は、その時のケアだと思う。 それが、文化の違いということを認識する事。認識した上で、両方の文化を受け入れると、いつの間にか、帰国生たちも学校生活になじんでいく。
実は、このような帰国生の自己表現や積極性が最初は、文化の違いということで、悩ますが、後々校風である「自主性」ということに一役買っていると思う。 
当校では、学校行事や、服装の規則等は、生徒が自主的に考案して、運営している。
これは、帰国生のいい意味での積極性や自己肯定観が学校のカラーである「自主性」にもよい影響を与えていると感じる。 また、そのような校風自体、帰国生に合っているのかもしれない。
また、この「自主性」の精神は、先輩から後輩に代々受け継がれてきた学校の伝統の一つと考えている。





21世紀のリーダーと日本の女性教育: 東京女学館中学校、高等学校

当校が目指す女性像は、Inclusive リーダーシップです。
今まで、リーダーとは強力に引っ張っていく力を求められてきた。しかし、これからはそれだけではない。たとえば、一つのプロジェクトがあったら、それを支え、大勢の人の意見を聴き、調整するようなコミュニケーション能力が必要になってくると考える。 当校では、そのようなリーダーを育成する実践的な教育をめざしている。
国際学級について
国際学級は、6年間同じクラスになる。
帰国後、最初英語力が落ちたと感じる人が多いと思う。当校では、特に英語での読書を奨励していて、2週間に1冊のペースで本を読んでいる。そのような英語教育も含めて、結果としてSATのスコア等は悪くないスコアがでている。
又、英語のケアとして、英語、美術、ホームルーム(ネイテイブの先生が担任の時)は英語での授業を行っている。
今期、国際学級発足後6年たち、初めての国際学級の卒業生を出した。進学の実績としても、慶応8名、早稲田9名、上智8名等、非常によい結果となった。

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帰国生が苦労する事、それを乗り越えるプロセス: 大妻中学校、高等学校

勉強面では、入学当初ある程度、苦労すると思います。
当校の場合、定期考査、小テストなどで基準に達していないと、補習し、再テストということを繰り返し行う。大変だとは思いますが、その中で学習習慣を身につけ、自分の勉強のやり方を身につけてく。 中学3年までには、だいたい一般生と互角になる。そして、大学進学になると帰国生のほうが進学実績は良い結果がでている。
入学してから、2~3年間は一般生に追いつくため、大変だとは思いますが、結果的に、帰国生の底力になっていると思う。
私たちが思う帰国生の良いところ:
素直さ
●積極性
●人柄の良さ
●苦労を乗り越えてきたプロセス自体
それらが、勉強の面でも良い結果にでている。
当校にとって、帰国生とは:
帰国生の努力する姿や、人柄の良さは周りの生徒に非常によい影響を与えている。
帰国生を受け入れ始め15年になるが、今では、なくてはならない存在になってきている。

 




●米国にいては、なかなか理解しえないことが、手にとるようにわかりました。 教育の現場において、
帰国生がどのようなケアをされているのか、また親としてどのような心構えが必要なのかを知りました。
●私立の学校の帰国生に対する手厚つさがよくわかり参考になりました。 



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