Best Seminar - 海外在住小学生、中学生のためのオンライン日本語教室

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今回2回目となる「海外生の為の教育セミナーを11月29日に行いました。 各セミナーに10家族以上の方がご参加頂きました。
保護者の方から活発に質問を頂き、その場で先生方が率直に、真正面から答えて頂き、よいセミナーになったと思います。
 今回複数の学校の先生のお話に「安心感」という言葉がでて安心感が一つのキーワードと感じました。
お子さんの学力を上げるのは、決して詰め込みではない。 「意欲」を持つことが、いかにお子さんの学力を上げるうえでも、知識を実際に使えるようにする力を養うためにも大切な事。
お子さんが安心感を家族の中で持っているかどうかが、お子さんの意欲を養うために、非常に大きな要素だということが、先生方の話から伝わってきました。 海外にいる家族は家族の団結力が強い傾向にある。そういう家庭環境にいるお子様は安心感を持ち、非常に伸びる可能性を持っている。 
教育の基本はやはり家庭だと思ったセミナーでした。
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帰国生が直面する問題と乗り越える力: 啓明学園

直面する問題
  学習面:

●海外にいるので漢字や国語力は当然日本のお子さんよりも弱いと思います。大切なのは、帰ってから、あいだを空けずにちゃんとフォローすること。よくあるのはフォローをせずに、1年くらい本人が理解せずに授業だけ聞いていたということがある。ちゃんと理解するまで聞き取れる力がつくまで1年位はかかると思う。

 生活面:

●掃除当番、上履きを履く、制服を着るなど日本の学校文化に慣れるのに時間がかかる場合がある。こういうことを受け入れ、慣れるのには時間がかかる。
● 日本人としてのIdentityを持っていない。自分が何人か、あいまいな場合がある。
● アメリカに行くときは、小学生の時で、日本に帰ってくるときは、思春期になっている。それだけ、学校生活、日本での生活に慣れるのにも時間がかかる。


乗り越える力とは
● 基本的にはその子が持っている人間力。
人間力が備わっているか、備わっていないかは家庭環境が大きく影響する。
● しっかり思考力を持っていること。
しっかりした考える力を持っているのであれば、英語が日本語に変わるだけなので、帰ってきてからも大丈夫。
● 自尊感情を大切にしてほしい。
親御さんも海外に行ったことをひけめに思わず、日本では経験できないことを経験していると考え、お子さんの自尊感情を大切にしてほしい。
● 人間関係については、アメリカで育っている子は、既に社会性を学習している場合が多い。帰国するときは、なるだけ家族で帰って欲しい。そして帰国したばかりの時は、特にちゃんとお子さんを見てフォローする事が大切。





海外での経験を伸ばす教育:成蹊中学校 高等学校

帰国生は素直なお子さんが多い。
我々が帰国生に一番期待する事もこの「素直さ」です。
まっすぐに、先生が教えることに向き合ってもらえる。
帰国生だけに限らず、お子さんにとって「安心感」はとても大切です。
アメリカにいるお子さんは、家族の団結が強いと思う。これが、非常に子供の安心感につながり、学習意欲にも結びつくと考えている。

学習面でのアドバイス:
海外から帰ったときは、学年も上がっており、授業の内容もレベルが上がっている。アメリカに行ったときは、低学年で行ってなんとかついていけるようになったと思うが、中学生くらいで帰ってくるとそんなに簡単ではない。海外へ行くときよりも帰国をしたときの方が大変だと思う。
ご両親は、帰国してほっとしている時、逆にお子さんはすごく緊張をしている。この時にちゃんと、お子さんを見ていて欲しい。
<海外でやっておくこととして>
●国語、算数は積み重ねの学習ですので、習慣つけてやってほしい。
●国語は、読むだけではなく、読んで理解したものを表現する機会を作るとよい。
 例えば、家族で同じ本を読んで、内容を言い合ってみる。
●書く力は、実際に書いて欲しい。例えば、文通や家族内での交換日記はよい。
●算数は、簡単なものでよいので、正確に解くことを訓練してほしい。
 日本の数学はアメリカの数学よりも、スピードが問われる。

 

英語力だけに頼らず、プラスαを見つけて欲しい。
帰国生は、将来のイメージができているお子さんが多く、それが学習意欲にも繋がる。
あまり、英語だけに頼らず、他の目標、興味を持ち、プラスαを作って欲しい。
帰国生は可能性に満ちていると思う。





海外生に望むこと、期待すること: 茗溪学園

海外生に望むこと、期待する事は、世界的日本人になってほしい。

具体的に、現地にいる間、次のことぜひやって頂きたい。
1. 調べ学習

アメリカの現地校で行っている、体験する学習をぜひ積極的にやってきてほしい。プロジェクワークに参加したり、ボランテイアワークに参加したり、ドップリと現地校に浸かってきて欲しいと思う。

2. 文章を深く読む力をつけてほしい

読み流すのではなく、ゆっくり深く読む習慣をつけてほしい。
最初は小説などから始め、徐々に文献が読めるようにしてほしい。
これは当校に入ってから指導する事だが、当校では三読法を指導している。
形象読み/構造読み/主題読み という三種類の方法で読む読み方。

3. 友達を沢山作っておいてほしい

何かを乗り越えるためには、周りの人の協力を得ることが大きな力になる。
友達を作ることは、ソーシャルスキルを体験的に身につけることでもある。

名渓学園は、世界的日本人を育成すること実現する為に筑波大学が作った教育実験校です。
海外で育った子供たちは、日本の宝だと思っています。

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帰国生の学園生活と学校の楽しさ: 学習院中等科

学校生活のDVDを見せて頂きながら、先生自身で説明を頂きました。

 

●帰国生に期待する事は、いろんな個性のある生徒さんに入学してほしいから。
●帰国生は、各クラスに3名くらいいます。帰国生が特にクラスの中で目立っているわけではなく、溶け込んでいると思う。
●英語の授業については、20名のクラスにしており、少人数教育をしている。
また、課外活動の一つで、ネイテイブの方と会話をしたり、学習院女子や大学の生徒と一緒に英語学習をしています。
在学中に留学する生徒もおり、30単位までは海外での授業が移管でき、復学ができる。

アメリカだとメリーランドの学校と交換留学制度を持っている。





●多くの帰国子女を指導されてきた学校の先生方のお話は、情報が活き活きし、わかりやすく、大変に参考になりました。疑問に思ったこともその場ですぐにご回答いただけるこのセミナーは、海外にいる私どもにとって、大変貴重な時間です。
●思っていた以上に良い講演会でした。受け入れ体制が学校によって様々であることもよく理解できました。学校選びや帰国時期を慎重に選ばなければいけないと改めて考えさせられました。
●最後の方の、学習院の先生のお声が、残念ながらほとんど聞き取れませんでしたが、同時に文字で表記して下さっていたので、内容はわかりました。
●参加させていただいたセミナー全てが、とても参考になりました。その中でも特に、啓明学園の先生のお話は、こちらで生まれ育った子供たちを連れての帰国を考えている私には、たいへん参考になりました。2,3年を海外で過ごしてきた子供たちと、海外で生まれ育った子供たちとでは、同じ帰国子女枠に入るにしても、抱える問題は違うと感じました。



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